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Friday 17 May 2013

トスカーナ旅行 2013 day1


さて、今回の旅の日程は5日間。
移動総距離約1600kmになりました。
ただ、私は一切運転せず(というか、できず)ごめんやで、フランチェスコー!

相方さんの仕事が終わった夜、Pisa近くのMarina di Pietrasantaに深夜到着、翌日1日目は、Assisiへ出発です。
そういえば、アッシジはトスカーナじゃないよ、って相方に言われて初めて気付く(恥)
Umbria(ウンブリア)でございました。。。
おー、見えてきたー!


アッシジと言えば、聖フランチェスコ。(って、ご存知ですか?)
キリスト教の最も著名な聖人の一人です。
では、少しだけ彼の一生を簡単に。。。
彼は、このアッシジの裕福な商人の家に生まれます。
若い時は、世の常の若者と同じように、散財し、遊びほうけていましたが、
戦争への出征や、捕虜時代、病気を患ったことを受けて次第に回心に目覚めていきます。
そして、アッシジ郊外のサン・ダミアノ修道院で祈っていた時に、そこに掛かっていた十字架から「私の教会を建て直せ」という声を聞き、世俗の生活を捨て、壊れかけていた教会建物とまた精神的な意味での教会の建て直しに一生を捧げることとなりました。
イエス・キリストが生活したように生活することを決意し、財産をすべて投げ捨て、貧しい生活に徹して生き、ここアッシジにあるサンタ・マリア・デリ・アンゼリ(ポルチウンクラ)で46歳の生涯を閉じました。

彼はカトリック教会の中のフランシスコ会の創始者でもあり、
ここアッシジは、今でもフランシスコ会の修道士さん達の拠点でもあります。
なので街にはこんな修道服を来た修道士さんたちがそこらへんにうろちょろ歩いています。
見えるかなー教会の入り口に立ってるよ。
私の縞々レギンスに魅せられて寄って来たアッシジ縞々猫

彼の名にちなんだ聖フランシスコ大聖堂。
下部大聖堂と上部大聖堂があります。
街の大通りを抜けると。。。
大聖堂が見えてきたよー
上部大聖堂
こっちが下部大聖堂。雲が綿菓子みたいやー。
大聖堂の中庭
 下部大聖堂が先に建設され、そのあと、上部大聖堂が建設されました。
下部大聖堂には、今も聖フランチェスコが眠っています。地下にお墓があり、お参りすることができるけど、もちろん神聖な場なので、写真などはNGですね。。
どちらの大聖堂にも、ジョットなどの著名な画家が内部の絵を描きました。
壁〜天井にかけて、一面芸術作品です。
決まりをきちんと守って、カメラには収めず。。心のシャッターを押しといた!
こらこらー。のまれへんでー!
ローマなどに行くと、街のいたる所に水飲み場があって「あ、ここの水も飲めるんじゃない?」と相方。
喉が渇いたので、ペットボトルに噴水の水を。。。その水を飲もうと一口含んだところ。。。

噴水前のお店のシニョールが「Non! Non! Non!」
相方「え?飲めないの?」
シニョール「当たり前じゃないか!噴水の水は飲めないよ!」
相方「。。飲めないみたいだよ。あはは。。」
私「(水を含んだまま)うううむうううーー!」ぺっぺぺえー!

おいおいおいー、妻に毒味とは!こやつ!
ゴクリする前に、吐き出せたけど、大きい声で注意され、大広場で恥ずかしいやんかー!
良い子はマネしないように。

お腹が空いたので、軽く腹ごしらえ。
ホテルのすぐ前で、BIO食品を使ったPiadina(ピアーダ)を食べてみました。
1つは、Porchetta(ポルケッタ)とパプリカ。
もう1つは、スカモルツアチーズ、 赤キャベツ、胡桃と蜂蜜。
いやー、もう聞くからに美味しそう。。。ジュルジュルよだれが。
ポルケッタはこの後にも何度も食べることになりますが、飽きない!
ポルケッタは、ウンブリア地方の郷土料理のひとつ。
豚の丸焼きです。豚の中にはハーブやガーリックなどを詰め、長時間焼いていきます。
そしてこんな風にスライスして、食べるよー。
ぶひいいー
午後は、聖フランチェスコが神の声を聞いたという、サン・ダミアノ修道院と彼が祈りに耽ったというカルチェリの隠とん所にも行ってみました。
ここでは現在も修道士が生活しています。もちろん、Silenzio!(静粛に。。。)
修道院に続く道の途中で、聖フランチェスコ(の像)が丘からアッシジの風景を眺めていました。本人もこんな風に眺めていたのかなー。
なんだか、何百年も前の人物がいた同じ場所で、同じ建物の中の空気をすっていると、タイムスリップしたような気分になります。
サン・ダミアノ修道院
カッパみたいな髪型だなー
修道院の中庭。お花も綺麗に咲かせてあったよ。
隠とん所はアッシジの街からさらに山を上っていく途中にあります。
ここで聖フランチェスコは弟子たちと、山中にあるそれぞれの洞窟に籠り、祈りを捧げていたそうです。


洞窟へ続く山道
隠とん所から車で更に山を登っていくと、こんな牧草地が広がったいました。
でも、いたのは、馬数頭。。あんたら広くて快適やねー!
柵が壊れていたので、脱走しまくり。

疲れたので、早めにホテルへ。
夜御飯は今回の旅で唯一行ったレストランでの食事です。
ちょっとこの夜だけ贅沢。。。
相方さんは、pollo alla cacciatora(鶏肉のカッチャトーラ風、トマト煮込み)
私は、maccheroncini con panna tartufo e salsiccia di cinghiale(トリュフとイノシシのソーセージのクリームパスタ)名前だけでも美味!食べたらもっと美味でした。
帰りに厨房をチラッと見てみたら、年配のおばちゃん(おばあちゃん?)が料理してました。
これぞ、マンマの味やー!
行ったのはここだよー
夕焼けもきれいだったよ。
Buoni! 
聖フランチェスコ大聖堂にも灯がともりました。
ふへえええーー、お腹もいっぱい、写真もいっぱい撮ったので、この日は夜10時に就寝です。
次の日Val d'Orciaへレッツらゴー!



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